朝方の寒さがゆるみ、コートの要らない日が出てきて、青空も暖かみのあるものとなってきています。
卒業式終わりの袴姿の大学生、郊外に出た時にピチュチチチと思いがけず聞こえてきたひばりと思われる鳴き声、スーパーで見かけるホタルイカやふきのとう、たらの芽・・・に春を感じます。
この時期、もうすぐの楽しみは、なんといっても 『天然 山うど』
あっさりした白いうどとは別物の、緑色をした、この時期ならではの、ほんのちょっぴりほろにがさのある、力強い、風味たっぷりの山菜。
山菜と言うと、ふきのとう、たらの芽、こごみ、たけのこ、わらびが頭に浮かびますが、私の中では、ピカ一の存在です。昨年シーズン終わりにプレゼントした友人からは、「今まで生きてきたのに、この味を知らなかった。来年が楽しみ。」という、うれしい感想が届きました。
太い部分の厚い皮をむいて、さっと真水につけ、そのまま味噌をつけてかじると、口いっぱいに、うどの香りが広がります。
葉や軟らかい先の部分は、牛肉や豚肉と炒めても、香り豊かなワンランク上の炒め物ができあがります。
なかなか身近で、売っていないのですが、こだわりのある八百屋さんやスーパー、道の駅等に置いてあることがあります。15㎝から30㎝位で、丈の半分以上緑色をしています。
楽天でも購入できます。新潟魚沼産の山うどは、美味しいです。