騒がしい教室、特にギャングエイジと呼ばれる3・4年生、を静かにしたい時、大きな声で「しずかに~!」と、怒鳴るように言っていませんか? クラス全体の音に負けずと大声をあげてしまうことってありますよね。
私は新採の春、毎日のように声を張り上げ、喉がつぶれ、最初の授業参観は、蚊のような声しか出ず、教室の後ろまで声が届きませんでした。また、一旦喉がつぶれてしまったので、完全には戻らず、一段と低い声になってしまいました。
一回だけすると、その後の話を聞く姿勢が変わってくる方法があるので紹介します。
目次
騒がしい教室を静かにする一方法
1.黒板に、“小さ~く”「しずかに」と書く。
小さい方が「何?何?」と注目を集め、集中しようとするので、わざと小さく書きます。
2 .次に、教壇の前で背筋を伸ばし、口を結んで立つ。
この時点で、何人かの子は気づいて静かにします。先生が背筋を伸ばしているからか、何らかの空気を察してか、子供達も背筋が伸びて、いい姿勢になっています。
3.静かにできた一人一人の目を見て、うなずいて合図を送る。
できた子が、まだ気づかない子に教えたりする姿も見られます。
大きな声で怒鳴らなくても、全員静かになります。ちゃんと注目し、話を聞こうとします。小声で話しても、しっかり聞いています。早く気づいてできた子、そして聞く姿勢のできた全員をほめます。一度するだけで、次回から、教壇の前に背筋を伸ばして立つだけで、聞こうとするのがわかります。
先生の話だけではなく、友達の発表や話を聞く時も、そちらを向いて話を聞く、聞く態度につながります。